「これはヤバイ!」と思って感動しながらこの記事を書きます。
栃木県足利市にある「あしかがフラワーパーク」のイルミネーション「光の花の庭」
念願叶って見に行ってきました。
「イルミネーションがすごすぎる!」という観光レポートではなく、素晴らしすぎて「空間UX」と「イルミネーションを作る側の人」を思い浮かべていたことを書きます。
UXとは、ユーザーエクスペリエンス(User Experience)の略で、ユーザーが製品やサービスを通じて得られる体験を意味します。
あしかがフラワーパークで圧倒的な空間UXデザインに出会えて本当に感動しています。
あしかがフラワーパーク 「光の花の庭」 2016イルミネーション Youtubeより
目次
イルミネーションランキング3年連続1位
あしかがフラワーパークのイルミネーション「光の花の庭」は、一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューロー主催の「イルミネーションアワード」イルミネーション部門で3年連続1位を獲得しています。
3年連続でイルミネーションランキング全国第1位を獲得! | あしかがフラワーパーク
http://www.ashikaga.co.jp/news/details.php?id=423
それくらい圧倒的で、約450万球を使って細部まで設計された素晴らしいイルミネーションです。
同団体により「ハウステンボス光の王国」「さっぽろホワイトイルミネーション」とともに日本三大イルミネーションに認定されています。
あしかがフラワーパークとは
あしかがフラワーパークは、栃木県足利市に1997年に開園した花のテーマパークです。
花と光の楽園 あしかがフラワーパーク
https://www.ashikaga.co.jp/
4月中旬~5月中旬頃には見事な藤の花が見られることで有名です。
2018年4月1日に開業した「あしかがフラワーパーク駅」から徒歩3分。駐車場は周辺の田んぼを解放していたため余裕がありました。
冬はイルミネーション「光の花の庭」が開催されています。
想像以上に素晴らしかった圧倒的なイルミネーション
あしかがフラワーパークに入った瞬間から光があふれていました。
大掛かりなセットもたくさんありましたが、私が特に感動したのは細部まで作りこまれた空間デザインです。
藤の花の作り込みと演出がすごい
大藤の棚に花房をイメージした藤色の電飾を施した「奇跡の大藤」は圧巻です。
音楽に合わせたストーリーのある演出が見られます。
なんと一つひとつが藤の花の形をしていて繊細な藤色が塗られています。「誰が作ったんだろう…」などと考えながら魅入ってしまいました。
ほとんどの植栽や植え込みにイルミネーション
植栽や植え込みの地面にこれでもかとイルミネーション 。
よく見ると様々な花の形をしています。
その花の光の色が変わっていくのです。
大きなセットの手前に広がる広大な光の花の庭。消灯したり色が変わったりと動きのある演出で夢のような空間になっています。
水辺を利用した光の演出
あしかがフラワーパークには水辺がたくさんあります。
その水面に反射するイルミネーションがステキ!光の色が変わったり動きがあるのでとても綺麗です。
水の中にも光の花がありました。
家族連れが「見て!水の中に!さっきまで無かったのに!」と興奮していました。
子どもも楽しめるフォトスポット
パーク内には顔出しパネルや体感型などフォトスポットがたくさんあります。たくさんの行列ができていました。
子どもたちやカップルが楽しそうにポーズを取っているのを見て、見るだけでなく体験できるイルミネーションの演出は素晴らしいと思いました。
イルミネーションを作った人がいる
大規模で美しいイルミネーションを作った人がいます。
空間デザイナーであったり、設計、プログラム、配電、施工など、イルミネーションの裏側にはたくさんの方々が関わっています。
あしかがフラワーパークのイルミネーションに感動しながら、
誰がデザインしたんだろう。
この規模の空間デザインってすごすぎる。
通路に配線が全く無いな。
設営と撤去が大変だろうな。
花の作り込みがすごすぎる。
などと、色気の無いことも考えていました。
友人と一緒に行ったのですが、その友人は、商業施設のイルミネーション施工などの経験者です。
イルミネーションはたいてい、デザイナーがデザインして、別の業者が設計を起こし、施工はまた別の業者だったりするそうです。
大規模プロジェクトになると、施工に複数の業者が入ったりします。
メンテナンスも必要だし、期間が終わったら速やかに撤去もします。
私たちが見ているイルミネーションの裏側には、私たちに素晴らしい体験を届けるために尽力する人たちがいます。
あしかがフラワーパークの施工・納入事例
「素晴らしいイルミネーションは誰が作ったんだろう」
と興味があり、検索したら施工・納入事例を見つけました。
「あしかがフラワーパーク」 イルミネーション施工・納入事例 スパークリングライト 公式サイトより
https://www.sparkling-lights.jp/case/ashikaga/
イルミネーションを見る前にチェックすればよかった!と思うくらい興味深い内容です。
施工へのこだわりや光の演出の動画、使用した製品なども公開されています。
パークのスタッフが発案から撤去まで手がける
なんと!あしかがフラワーパークのイルミネーションは、発案から取り付け、撤去まであしかがフラワーパークのスタッフの方々が手がけているそうです。
300万球ものイルミネーションの取り付けから撤去に至るまで、全てをあしかがフラワーパークのスタッフの方々が行っています。
発案から施工に至るまで一貫してスタッフの方々で行っています。
時には1球1球を手作業で好みの色にペンキで塗ったりもするそうです。
植物や子どもに対する配慮もスタッフさんたちの愛情の賜物ですね。配線が無いことも毎日チェックされているそうで脱帽です。
実際にイルミネーションを見た後なので、準備から設営にどれほどの時間と手間がかけられているか、考えただけで気が遠くなりそうです。
ユーザーが体験する空間UXデザイン
あしかがフラワーパークのイルミネーションは、まさに素晴らしい体験ができる空間UXデザインです。
細部に渡ってユーザーが楽しめるように、ステキな思い出ができるようにと設計されています。
Webデザインでも、UIやUXはとても重要です。
近年では、VRの分野でも空間UXが提供されています。
先の友人も、イルミネーションを見て商業施設の空間UXについて思うところがあるようでした。
あしかがフラワーパークで圧巻の空間UXデザインを経験しながら、Webデザインでもユーザーがまた訪れたいと思ってくれるようなUXを提供したいと考えていたのでした。
おわりに
素晴らしい体験はリピーターを増やし、思い出にもなります。
あしかがフラワーパークでイルミネーションを楽しみながら、改めてWebサイトのUXについて真剣に考えてみようと思いました。
実際に行ってみて本当に感動しました。
イルミネーションのプロジェクトに関わった全ての方々に心から「ありがとうございます!」と伝えたいです。